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2013年5月アーカイブ

強くなる武道の秘訣(3)

5 ウチナーグチの口伝

 ところで、最近では日本本土化された空手への反省(絶望?)と本物志向から沖縄古流への回帰をめざす試みがある。例えば、空手の源流とも言われている武術"ティー"の探求や古流の型の研究などがそれである。その中のひとつにチンクチ、ガマク、ムチミといった沖縄言葉(ウチナーグチ)による身体感覚の表現を手掛かりに型や技を読み解こうするものがある。この試み自体は、大変興味深く、また意義深いものと思われる。

 例えば、"突きにチンクチをかける"というウチナーグチの口伝がある。突きは、腕を伸ばす動作が主体となることから、伸筋が主として意識され易い。しかし実際は、それと共に上腕四頭筋を縮める動き(屈筋)が伴うのである。 また、突きを当てた場合、同じ強さの力(反作用)が突き手に戻って来るので、それに抗って更に突き込むためには、手の内、手首、肘、脇などを締める必要がある。これらの部位を締めるためには、屈筋を使うことになる。この屈筋を上手く使うための意識づけと身体の使い方がチンクチである(と、今はしておく)。
 

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2013年5月29日 IKO剛柔
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強くなる武道の秘訣(2)

3 不立文字

 前項で述べたように武道は、そもそも人から言葉や文字で教えられるものではなく(不立文字)、修行者の身体を通じた試行錯誤の中から帰納的に"体得"するものである。

 そしてその理解は、入門⇒初級⇒中級⇒上級と段階を踏んで深まって行くので、それに伴い稽古方法も当然に段階的に変わらなければならない。同じ稽古を漫然といつまでも繰り返すだけではならない。

 その一方で、矛盾することを言うようだが、同じ稽古を生涯に渡って続けることも大切なのである。繰り返すことで、よりスムーズにより強くより速く技を出す練度を高め、持久力を向上させる(これを質量転換の法則と呼ぶが、詳しくは後述する)。

 それと更に重要なのは、レベルが上がれば、それに見合った技の理解と意識で取り組むことで、見た目は同じ稽古であっても中身と効果が違って来る点である。
初心者と熟練者の合同稽古が成り立つのは、このような理由によるのである。

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2013年5月 4日 IKO剛柔
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