新年のご挨拶
2004年1月 1日
新年のご挨拶を申し上げます。
平成15年は、神田錬成館道場が開設された年でしたが、本年平成16年はこの道場を基点にIKO師範会が本格的に活動を開始する年になります。
山本館長の構想によれば、今年から道場は高段者だけを対象としたものから、一般の青少年や女性にも公開されます。そうなれば、当道場での正統派剛柔流空手道の普及活動が大きくエンジン音を響かせることになるわけです。IKO師範会の地道な活動が、何にもまして大切になってきます。
本格空手道の普及を
いま日本の社会では、武道の伝統はきわめて細い一本の線のように衰退しかけているかに見えます。
空手道場も、そんな風潮のなかで辛うじて各地で各派が奮闘していますが、全体としての大きな流れがかれかけているいるために、いくつかの弊害がでてきています。
たとえば、本格的武道としての稽古の型、その厳しさ、基本となる礼儀作法の継承のされかた、それらの点で、本流から逸脱した“健康武道”や“ショー武道”も少なくありません。
そこに本年度の目標を
これには理由が2つほど考えられます。その1つは教えられる側の現代の若い世代に伝統的荒稽古などが通用しないということです。2つ目が、指導する側が本流から離れすぎてしまったのではないかという疑念です。言い換えれば、武道の本流がよき指導者の育成に及んでいなかったからともいえます。
われわれ師範会が、本年の活動目標として掲げていきたいのが、地道な師範会活動を通しての、本格的剛柔流空手道の基礎と基軸の構築です。七面倒な言い方になりましたが、平たく言えば、IKO師範会の高段者を中心に剛柔流空手道の本来のあり方をきちんと伝えていこう、ということです。
よりたくさんの共鳴者を
毎週金曜日の高段者の稽古時には、外神田5丁目のビル3階の錬成館道場では、まさに大型の絹を割くような激しい気合が発せられることがあります。するとその気合に呼応するように、外からエーイッとこだまするような声が返ってくるときがあります。街の誰かが道場の気合に共鳴する声です。
われわれ師範会は、地道に活動をしていくことで社会の中に共鳴者を増やしていければと考えています。
IKO師範会会長 本沢 仁
2004年1月 1日 IKO 剛柔空手
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